NHKのクローズアップ現代で4/1に放映された「ガバメント2.0 市民の英知が社会を変える」という特集について、「尾張旭市でも取り組めないか?」というようなお話を何人かの方からいただきました。

ガバメント2.0とは、ネットやスマホで使うアプリで市民と行政を結びつけることで、公共のサービスの効率を上げようというもので、外国では既に実運用が始まっているようです。例えば、市民の方が市内で落書きや道路の破損を見つけた場合、それを携帯電話のカメラで撮影し、アプリで報告すると、それを行政側がネットで見て担当部署に確認と対応を依頼する、というような取り組みです。日本では、千葉市がそろそろ始めようかと準備をしているようです。千葉市の場合は、例えばベンチのペンキ塗りや修繕までも市民にボランティアでやっていただこうと、やっていただける方を募ったようですが、まだ一部の地域に留まっているようです。

実は、既に携帯電話用のアプリは用意されており、日本全国の報告を見ることもできます。「FixMyStreetJapan」というアプリで、無料で使用することができます。尾張旭市に試しにレポートを上げてみました。

FixMyStreetJapan(尾張旭市のレポート)

このシステムを本当に有効に使用するためには、このデータを二次利用するシステムが不可欠です、レポートに対する担当部署への連絡状況、対応状況などは最低限でも必要でしょうし、レポートが上がってきたら通知する仕組みも必要だと思います。そのシステムを専門に操作する職員も必要となるでしょう。

ということで、そうした本格的なシステムをすぐに導入することも困難ですので、ガバメント2.0がどういった運用になるかしばらくテスト的にこのレポートを見ていこうと思います。皆さんで道路の破損やごみの不法投棄など、写真でレポートしていただきたいと思います。こうした取り組みの先に、市民と行政の新しい関係があるのか、確かめてみたいと思います。

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