先日、電車を停車位置の先頭で待っていた時のこと。電車がホームに入る直前に、私の右隣に母娘(といっても、娘も成人)とおぼしき2人組が立ちました。そこは既に、ホームに描いてある白線の外側ですので、この時点で割り込む気まんまんな訳ですが、案の定ドアが開いて数人が降りた時点で娘は乗り込んでいき、空いている席を2人分確保しました。この時点で、降車客はまだ残っており、ベビーカーを降ろそうとしている夫婦もいましたので、私はずっと待っていました。隣のドアはもう降車客はいなかったので、母親の方はそちらからそそくさと乗り込み、娘の隣に座りました。

電車がホームに入ってきたとき、母娘が一歩前に出た時点で私はため息とともに首を傾げたからでしょうか、車内に乗り込むと、母親の方からすごい目でにらまれました。私、別に直接声をかけて恥をかかせた訳ではありませんが、首を傾げただけで自分たちが非難されていることが分かったのだと思います。にらんで人を威嚇する前に、悪いと思っているならやらなければ良いのに、と思います。私もその場で「降りる人を待てよ!」と言えなかったのは、我ながらヘタレだと思いますが、何か殺伐とした雰囲気を感じて、1日暗い気分になりました。