少し前に、何人かの知人から某知事の政治資金パーティーのパーティー券を購入してもらえないか?という打診がありました。もともと行く気も全く無いのですが、既に用事があった日でもあり「その日は都合も悪いし」と断ると、
購入するだけで良いから
とのこと。もちろん、行きもしないパーティー券を買うほど余裕も無いので、しっかりお断りしましたが、実はここに政治とカネのからくりが隠されています。
政治資金パーティは、講演会とセットになっていたりしますが、ホテル等で立食パーティをやって○万円、というようなのが多いと思います。個人の政治家がやったり、政党がやったりしますが、おかしなことに
歩留り
を計算するらしいです。普通のパーティーなら、欠席する人を見こんだりはしないものですが、このパーティーの場合は、この歩留りの「ヨミ」が収益を左右します。立食パーティーなんで、数人増減しても、対して用意する食事の量は変わりません。あまりに食べるものが無いと参加者から文句も出ますが、余らせてももったいないだけです。ということで、なるべくぎりぎりの食事を用意する、できれば欠席してもらった方がありがたい、そんな変なパーティーなのです。
だから企業などは、お付き合いで10枚買って、当日は社員が4~5人行く、なんてケースが多いようです。政治家への寄付は政治資金規正法でがちがちに規制されていますから、事実上パーティー券を購入するのが寄付のようなものとも言えます。政治資金規正法でもこれは正規のものとして認められていますので、年間の収支報告にも別欄で用意されています。私は使用したことがありませんが。
それで、パーティーと言えば政治家、という感じで、最近は当たり前のようにイメージされていますが、果たしてそれは良いのでしょうか?奇しくも、減税日本が政治資金はパーティーで調達する、なんて話がニュースで流れていましたが、確かに政党助成金や税金に頼らない、という点で何か格好よく見えるかもしれませんが、結局は
庶民からお金を巻き上げている
ことにはならないのでしょうか?原価ウン千円のパーティーで何万円も取るのも異常ですし、ウン万円のパーティー券を購入しておいて行かないというのも異常だと思います。それこそ庶民感覚からかけ離れているのではないでしょうか?いまどき、結構立派な結構披露宴の料理でもこんなにしないと思いますし、それを収入源とすると豪語できるのですから、相当儲かるのだと思います。結局「だれそれは何枚買ってくれた」とか「あの時パー券買ってやったのに」とかいう話になるのであれば、それはもう寄付と変わらないのではないかと思います。
日本は、政治とカネというとすぐ賄賂が頭に浮かびますし、政治家に寄付するという感覚が希薄です。何で税金でぜいたくしてる奴らにお金をあげなきゃいけないんだ、こっちが欲しいくらいだ、という感覚だと思います。しかし、先日ある国会議員が、1回の会報発行に60万円くらい送料でかかると言っていたように、ちゃんとした政治活動にはお金がかかります。印刷代まで入れたら100万円コースのこのお金を、毎月支給されるものだけでまかなうのはかなり大変だと思います。真面目に活動すればするほど足りません。しかし、今世の中の流れは、この毎月の支給分も減らせ、ボランティアでやれ、ということになっています。その代わり、資金はぼったくりパーティーで稼ぎます、というのはなんか変な気がします。アメリカの大統領選挙では、ネットで莫大な献金が集まったりしますが、日本もそろそろ、まっとうな政治活動を有権者が評価し、その対価として応援したい政治家に寄付できるような仕組みにしていく必要があるのではないかと、高い高いパーティー券の話を聞いていつも思います。
購入するだけで良いから
とのこと。もちろん、行きもしないパーティー券を買うほど余裕も無いので、しっかりお断りしましたが、実はここに政治とカネのからくりが隠されています。
政治資金パーティは、講演会とセットになっていたりしますが、ホテル等で立食パーティをやって○万円、というようなのが多いと思います。個人の政治家がやったり、政党がやったりしますが、おかしなことに
歩留り
を計算するらしいです。普通のパーティーなら、欠席する人を見こんだりはしないものですが、このパーティーの場合は、この歩留りの「ヨミ」が収益を左右します。立食パーティーなんで、数人増減しても、対して用意する食事の量は変わりません。あまりに食べるものが無いと参加者から文句も出ますが、余らせてももったいないだけです。ということで、なるべくぎりぎりの食事を用意する、できれば欠席してもらった方がありがたい、そんな変なパーティーなのです。
だから企業などは、お付き合いで10枚買って、当日は社員が4~5人行く、なんてケースが多いようです。政治家への寄付は政治資金規正法でがちがちに規制されていますから、事実上パーティー券を購入するのが寄付のようなものとも言えます。政治資金規正法でもこれは正規のものとして認められていますので、年間の収支報告にも別欄で用意されています。私は使用したことがありませんが。
それで、パーティーと言えば政治家、という感じで、最近は当たり前のようにイメージされていますが、果たしてそれは良いのでしょうか?奇しくも、減税日本が政治資金はパーティーで調達する、なんて話がニュースで流れていましたが、確かに政党助成金や税金に頼らない、という点で何か格好よく見えるかもしれませんが、結局は
庶民からお金を巻き上げている
ことにはならないのでしょうか?原価ウン千円のパーティーで何万円も取るのも異常ですし、ウン万円のパーティー券を購入しておいて行かないというのも異常だと思います。それこそ庶民感覚からかけ離れているのではないでしょうか?いまどき、結構立派な結構披露宴の料理でもこんなにしないと思いますし、それを収入源とすると豪語できるのですから、相当儲かるのだと思います。結局「だれそれは何枚買ってくれた」とか「あの時パー券買ってやったのに」とかいう話になるのであれば、それはもう寄付と変わらないのではないかと思います。
日本は、政治とカネというとすぐ賄賂が頭に浮かびますし、政治家に寄付するという感覚が希薄です。何で税金でぜいたくしてる奴らにお金をあげなきゃいけないんだ、こっちが欲しいくらいだ、という感覚だと思います。しかし、先日ある国会議員が、1回の会報発行に60万円くらい送料でかかると言っていたように、ちゃんとした政治活動にはお金がかかります。印刷代まで入れたら100万円コースのこのお金を、毎月支給されるものだけでまかなうのはかなり大変だと思います。真面目に活動すればするほど足りません。しかし、今世の中の流れは、この毎月の支給分も減らせ、ボランティアでやれ、ということになっています。その代わり、資金はぼったくりパーティーで稼ぎます、というのはなんか変な気がします。アメリカの大統領選挙では、ネットで莫大な献金が集まったりしますが、日本もそろそろ、まっとうな政治活動を有権者が評価し、その対価として応援したい政治家に寄付できるような仕組みにしていく必要があるのではないかと、高い高いパーティー券の話を聞いていつも思います。