ブログ版水野義則Times(アーカイブ)

愛知県尾張旭市の水野義則です。市議会議員を4期13年、市長を2期6年9ヶ月務めさせていただきました。地方自治、政治に携わらせていただいておよそ20年、現職でなくなった今だからこそ発信できることがあると思います。「私が言う」ことで、多くの人が何かを考え、何かを感じていただければと思い、引き続き発信していきたいと思います。

東日本大震災から8年

今日で、東日本大震災が発生してから丸8年となります。改めて犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様、そして今なお避難生活を余儀なくされている皆様にお見舞いを申し上げます。

当時、私は市議会議長で、地震発生時は会派室で予算審査の内容を会派メンバーと打ち合わせていました。慌ててテーブルの下に潜ったものの、なかなか収まらない大きな揺れを4階で感じていました。窓から見える電柱が、湾曲して揺れているのが怖かったです。

その後、議長室でテレビをつけたところ、津波に警戒し海岸から離れるよう、繰り返しアナウンスされていました。津波が仙台空港に押し寄せた映像、ガスタンクか何かが爆発して火事になっている映像、などが繰り返し流れていましたが、夜になって、家や車、そして人までが濁流に飲み込まれていく映像が流れだし、見ていて涙が溢れてきたことを今でも覚えています。

議会として、義援金を互助会から拠出したり、スーパーの街頭で募金活動をしたり、支援物資を市民の皆様から募ったりと、いろいろな対応をその場その場で決めていきましたが、その取り回しを議長としてやっていて、難しいこともあったなあと、当時のことが思い出されます。とにかく公職選挙法に抵触してはいけないということで、集めた義援金のお渡し先もかなり制限がされました。その後4月の市議会議員選挙は、現職は自粛した選挙をすることで申し合わせしましたが、それも反対する人がいたりして難しい決断がいろいろありました。

その後、何度か被災地を訪問させていただきました。確実に復興が進んでいる部分もあれば、まだまだ進んでいない部分もあります。東日本大震災後も日本各地で災害が発生しており、我々は引き続き被災地に寄り添い、過去の災害からの学びを対策に生かしていかなければならないと改めて思います。


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⇒相馬市の、津波から奇跡的に残った藤の木

選挙?

最近、県議会議員選挙や市議会議員選挙の立候補予定者説明会が開催されました。その後、間接的にですが、「市議選に出るんだってね」「説明会に出席してたってね」と言われました。ハハハ…。
確かに、説明会にはどこの陣営なのか分からない人もいたはずですしね。あ、そうそう、明石市長選挙は泉前市長が立候補されたようですね。こんな急でも選挙準備できるんですね。

尾張旭市と泉佐野市の関係

朝、新聞を読まれた方からいくつか連絡が入りました。「また書かれてるぞ!」「どんだけしつこくヤレば気が済むんだ?」「やっぱり記者と何かあったのでは?」などなど、私の方には全く思い当たる節は無いのですが、ここまでくると、社の方針なのかどこかからの圧力なのか、という感じがしますよね。これだけ違和感を感じている方がおられるのですから。「もう新聞は読まん!」と怒っておられる方もあり、読者を減らしてまでやることなのかどうか分かりませんが。当初予算案の記者発表があることは知っていましたので、翌日の記事がそうなることも予想してました。この後、新市長の所信表明、肉付けの補正予算案の発表、来年度の当初予算案の発表、いずれのタイミングでもまたあの修飾フレーズが使用されるのでしょうね。もし仮に私の訃報通知が載ったら、その見出しは…想像できちゃいますね。まあ、そこまでやって再起不能にし、トコトン追い詰めて社会的に抹殺したいみたいですね。今後、重大発表があっても連絡することも取材を受けることもないでしょうから、載ることもないでしょうけど。


それとは関係なく、最近ニュースで話題になっているふるさと納税制度の改正案ですが、大阪府の泉佐野市が某スマホ決済(という表現は正しくないと思いますが)を真似した「100億円還元キャンペーン」を実施して話題になっています。千代松市長らしい、絶対に話題になるやり方ですね。

泉佐野市は以前、債務超過状態に陥り、「第2の夕張市」のようなことも言われていました。関西国際空港開業に合わせて、鉄道高架や駅周辺再開発などの大型事業を実施したのですが、身の丈に合わない開発行為と言われ、借金が膨らんでしまっていました。そんな時に就任されたのが千代松市長で、私とは市議時代からの仲間でもありました。一度、議員時代に視察に行ったことがありますが、その頃は千代松市長の就任前で、出迎えてくれた副議長がこれまた仲間だった松浪議員で、今は府議をされています。懐かしい思い出でもあります。

そんなご縁や、全国青年市長会のご縁で、尾張旭市と泉佐野市は特産品相互取扱に関する協定を締結させていただいています。泉佐野市さんは、全ての都道府県に1ヶ所はこうした協定を締結した自治体を作りたいと精力的に活動しておられ、愛知県では尾張旭市を選んでいただいたものです。そんなわけで、泉佐野市さんのふるさと納税の返礼品のカタログの中に「愛知県尾張旭市」を記載していただいています。

財政再建のためにいろいろな取り組みをされた中の一つがふるさと納税制度の活用であったと思いますが、私は泉佐野市の取り組みについてとやかく言う立場ではありませんので言及はしません。ただ、尾張旭市はふるさと納税制度に対しては私の指示で当初から「返礼品競争には参加しない」として取り組んできました。今でこそ、各自治体が競うようにクラウドファンディング型のメニューを用意していますが、全国でも早い段階でそのシステムを取り入れ、基金も造成したことは先見の明があったと考えています。そのようなシステムにした理由は、返礼品になる魅力的な特産品が無いからではなく、私が「こんな制度は長く続くはずがない」と考えていたからです。

それにしても、ふるさと納税制度はどこにどう着地するのでしょうか。私は最初から言ってますが、この制度はネーミングが悪いです。それは、実態を表していないからです。この制度はあくまで「寄付」であって「納税」ではありません。既に納められた税金を、自治体がぶんどり合いしているだけです。「寄付文化を根付かせるため」であったら、いかにも余分に納税したかのようなネーミングは避けるべきだったと思います。2千円で良いもの買ったつもりの国民は、自分が寄付しているなんてこれっぽっちも思っていないですから、寄付文化が根付くはずもありません。

ともあれ、泉佐野市の特産品がいろいろある中で、「泉州タオル」というのがあると思いますが、これは吸水性がとても高く、またとても柔らかいタオルなので、個人的にはお薦めです。

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