最近よく「選挙事務所、どこ?」と聞かれます。皆さん、意外に「選挙」というと「選挙事務所」を思い浮かべられるようです。どんなシーンが思い浮かぶのでしょうか?万歳したり、支援者と抱き合ったりしているシーンでしょうか。
実は、選挙事務所というのは、告示日から投票日の前日までしか存在しません。投票日当日は、投票所から300m以内の選挙事務所は、看板すら目隠しされているはずです。
じゃあ、今ある事務所は何かと言いますと、実は後援会の事務所です。もっと正確に言うと、政治団体の事務所です。本来、政治団体は届け出た事務所の住所がありますので、選挙のために移転した、と考えるのが正確なところです。立候補届を提出して、さあ事務所を作るぞ、なんてことはできませんので、告示までは後援会事務所があって、立候補と同時に選挙事務所に切り替わっている訳です。
よく「選挙事務所って必要なの?」とか「お金の無駄じゃない?」と聞かれることがありますが、選挙に関する事務を執り行う場所は選挙事務所となりますので、1候補者あたり1ヶ所の選挙事務所が設置されていることになります。ただこれは、あちこち分散して選挙運動をしないよう、1ヶ所に制限しているもので、自宅でも構いません。幹線道路などに選挙の時だけ事務所ができるのは、目立つところの方が有利だと考える候補者が多いからです。アパートの1室であっても、マンションの最上階であっても、別に問題はありません。既存の建物を借りられる方や、プレハブを建てる方もあります。プレハブは、今は建築基準法が厳しくなって、1週間のことでも基礎工事からやらないといけないようです。プレハブの借り賃より、そっちの工事の方が高いとこぼしている人もいました。
では、選挙事務所の中では何をやっているの?ということですが、公選ハガキを書いたり、整理したり、電話がけをしたりしています。来客があれば、接客もあります。昔は、お酒がふるまわれたり、弁当が出てきたりして、事務所めぐりをしては、どこの弁当がうまいとかいう話をしてたりしたという噂を聞きますが、公職選挙法ではそういうことは厳に禁止されています。喫茶と茶菓子程度、とされています。ペットボトルの飲料やケーキは厳密にはNGだ、という人もいます。
「お客さんなんて来ないし、事務所なんかいらないや」という候補者もいます。そういう方は自宅でやられていたりします。ただ、選挙の収支報告には記載する必要があります。例えば、事務所を月12万円で借りた場合、その7日分(市の場合)を計上し報告します。2万8千円ということになります。水道代や電気代なども、7日分を按分で計上します。自宅の場合は、その近辺での相場を勘案して、同様に計上します。ウソのようですが本当です。選挙に使用したと報告された金額より、たくさんのお金が選挙にかかるというのはこういう部分です。事務所も7日間だけ貸してくれるようなところはないですから。無償で借りた場合は、寄付として計上し報告します。
いわゆる「基地」としての事務所は、私は必要だと思っています。2期目の時、せっかく建てたんだからと自宅でやったのですが、相当悲惨なことになりました。何より、自宅だと支援者の方も来にくいようで。皆さんは選挙事務所は必要だと思いますか?無駄だと思いますか?
実は、選挙事務所というのは、告示日から投票日の前日までしか存在しません。投票日当日は、投票所から300m以内の選挙事務所は、看板すら目隠しされているはずです。
じゃあ、今ある事務所は何かと言いますと、実は後援会の事務所です。もっと正確に言うと、政治団体の事務所です。本来、政治団体は届け出た事務所の住所がありますので、選挙のために移転した、と考えるのが正確なところです。立候補届を提出して、さあ事務所を作るぞ、なんてことはできませんので、告示までは後援会事務所があって、立候補と同時に選挙事務所に切り替わっている訳です。
よく「選挙事務所って必要なの?」とか「お金の無駄じゃない?」と聞かれることがありますが、選挙に関する事務を執り行う場所は選挙事務所となりますので、1候補者あたり1ヶ所の選挙事務所が設置されていることになります。ただこれは、あちこち分散して選挙運動をしないよう、1ヶ所に制限しているもので、自宅でも構いません。幹線道路などに選挙の時だけ事務所ができるのは、目立つところの方が有利だと考える候補者が多いからです。アパートの1室であっても、マンションの最上階であっても、別に問題はありません。既存の建物を借りられる方や、プレハブを建てる方もあります。プレハブは、今は建築基準法が厳しくなって、1週間のことでも基礎工事からやらないといけないようです。プレハブの借り賃より、そっちの工事の方が高いとこぼしている人もいました。
では、選挙事務所の中では何をやっているの?ということですが、公選ハガキを書いたり、整理したり、電話がけをしたりしています。来客があれば、接客もあります。昔は、お酒がふるまわれたり、弁当が出てきたりして、事務所めぐりをしては、どこの弁当がうまいとかいう話をしてたりしたという噂を聞きますが、公職選挙法ではそういうことは厳に禁止されています。喫茶と茶菓子程度、とされています。ペットボトルの飲料やケーキは厳密にはNGだ、という人もいます。
「お客さんなんて来ないし、事務所なんかいらないや」という候補者もいます。そういう方は自宅でやられていたりします。ただ、選挙の収支報告には記載する必要があります。例えば、事務所を月12万円で借りた場合、その7日分(市の場合)を計上し報告します。2万8千円ということになります。水道代や電気代なども、7日分を按分で計上します。自宅の場合は、その近辺での相場を勘案して、同様に計上します。ウソのようですが本当です。選挙に使用したと報告された金額より、たくさんのお金が選挙にかかるというのはこういう部分です。事務所も7日間だけ貸してくれるようなところはないですから。無償で借りた場合は、寄付として計上し報告します。
いわゆる「基地」としての事務所は、私は必要だと思っています。2期目の時、せっかく建てたんだからと自宅でやったのですが、相当悲惨なことになりました。何より、自宅だと支援者の方も来にくいようで。皆さんは選挙事務所は必要だと思いますか?無駄だと思いますか?