1月中旬の新聞のある記事が私の目に止まりました。おそらく、ほとんどの方は読むことがない記事です。

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「あの山崎さんが!」と、多くの首長は思ったことでしょう。総務省で「自治体戦略2040構想」の取りまとめを担当した局長さんで、地方自治関係の会合でよく説明されていましたが、内閣府に異動されて改元に伴う式典などを担当されるようです。


私はそこまでできませんでしたが、説明会が終わると名刺交換しようと市長が行列を作っていました。やはりこれくらいの方はいろいろな情報をお持ちで、中にはモデル事業などでお声がけいただいた自治体もあるかもしれません。そういう意味でも、こういう方々と情報交換、情報共有しておくことはとても有意義なことだということは、市長職を続けていく中で分かってきたことでした。

だからなのか「~の首長の会」のような会が本当にたくさんあって、同じようなメンバーが声掛けあうので似たようなメンバーになるのですが、そうしてお誘いいただいたいくつかの会に加入させていただき、こうした人脈を広げてきました。その一部は議会で否定されたりもしましたが、私はとても重要な活動だったと思っています。

facebookなどを見ていると、いろいろな首長や議員が霞ヶ関に陳情に行ってきたという内容で、写真を掲載されていますが、最近は「あ、○○省の△△局の□□局長だ」とか「この方は前は✕✕におられた方だ」とか、分かる中央の方が増えてきたなあ、と感じていました。

だから何だとか、だから予算が下りてくるとか、そんなことを言うつもりもありませんし、そうである証拠があるわけでもありません。しかし、つくづくこの世界、人と人の繋がりで仕事をしていることを感じた市長在任期間だったと改めて思います。少なくとも、歴代尾張旭市長はこうした活動はあまりされてきていないと思いますが、私のやり方が良かったのかどうか、歴史が評価してくれることでしょう。