最近会った人からは、このブログを書き続けることに賛否両方のご意見をいただきます。「再開されましたね。楽しみにしています」という方もおられれば、「後々のことを考えて1~2年は静かにしていた方が…」という方もおられます。どちらも、私のことを思っていただいてのご意見で、そういうことを言っていただけるだけでもありがたいことだと思います。しかし、両方はできませんので、私なりに考えて、タイミングを見計らいながらやっていくしかありません。今回は、選挙が終わったら書けないだろう、と思ったことを書いている、ということもあります。ご理解いただけると幸いです。

ブログのタイトルについての質問がありました。「おまいう」はいわゆるネット用語です。

「お前が言うな」とは、主に自分を棚上げした発言に対して使われる言葉であり、「おまいう」と略される。ある事柄(社会問題など)に対し、その是非を指摘するには不適切な立場の者が言及したことに対する批判やツッコミとして用いられる。

今の市政の状況は私に原因があることであり、私が市政に言及すれば「お前が言うな」と言われるのは間違いないことですが、現職でなくなった今だからこそ言えることもありますし、伝えなければならない大事なこともあろうかと考えています。なので「お前が言うなと言われるかもしれないが、あえて私は言う」という思いで再開させていただきましたが、それではタイトルとしてあまりに長いので「おまいう、わたいう」と略させていただきました。ちなみ「わたいう」は私の造語です。


それで、今回の選挙に関しては、私は何も発言してきませんでした。いろいろな質問もいただきましたが、全て「中立」を貫いてきました。全ては、有権者の方が判断されることだと思います。一つ言えるのは、私と同じようにはやれないでしょうし、やる必要もないでしょう。私も手探りの中、いろいろ失敗もしましたし、怒られもしました。そうした中、いろいろな市長の言動を見聞きし、直接お話を伺い、いろいろな繋がりをいただき、そうした人脈の広がりの中で、自分なりの「市長の職務」を確立してきました。その職務について、細かいことは何も決まっていないですし、それぞれの市長で考え方、やり方も異なります。それで良いのだと思います。それが市民の幸せに向いているのであれば。

選挙に出てくる公約は「やります」というものが多いと思いますが、大切なのは「何をやるのか」ではなく「どうやるのか」です。「福祉を充実します」「教育レベルを上げます」というのは簡単ですが、具体的に何を、どのようにやるのか?が問われています。先日の主権者教育でも同じことを言いました。

できる?

auの三太郎シリーズのCMで生徒会長選挙のシーンがありましたが、「学食ゼロ円」の公約に対して桃太郎は

本当にできるのかなあ?

と呟いていたのが写真のシーンです。誰でも、何でも、無料がいいに決まっています。しかし、それを実現するためには何か条件があったり、代わりに減るものがあったりするはずです。それも含めて、単に「学食ゼロ円」に賛同するのではなく、「どのような方法で学食ゼロ円を実現するのか?」に着目して、自分なりに「本当に出来るのか?」と考えることが大切です。