「年度始めはお忙しいでしょう」と言われますが、実は辞令交付や訓示、異動のあいさつ以外の決まった公務は少なめで、GW期間やお盆期間に次ぐくらいだと思います。じゃあ暇なのか?というと実はそうでもなくて、年度末に予算編成から人事異動、3月議会と続いて山になった資料を整理したりしています。必要なものは電子化して、不要なものは廃棄あるいはシュレッダーしてと、選別するだけでも結構時間がかかります。でも、地道な作業の結果、机の上と棚の中が少しスッキリしてきました。


今日は、お誘いいただいたので、岩倉市の五条川の桜まつりを見学してきました。愛知県内に桜(ソメイヨシノ)の名所はたくさんありますが、やはり五条川や山崎川、鶴舞公園や名城公園は有名です。しかし、どこもピーク時は混むので行ったことがありません。公園はともかく、川の両側に桜を植えて名所になっているところは、その状況を見てみたいと思っていたので、参加させていただきました。矢田川の堤防に桜(ソメイヨシノや河津桜など)を植えて、数十年後の名所にするべき、というご意見をよくいただきますが、一方で市内で桜の名所と言われるところでは、毛虫や落ち葉、時には桜を見に来た方や路上駐車に悩まされているのも事実です。そういう実態を一度見ておきたかったのでお誘いをいただきありがたかったです。

⇒ちょうど葉桜でした
IMG_3828

⇒十月桜、という桜。4月と10月に咲くようです
IMG_3825

⇒ここが大村知事も来られたステージ
IMG_3826

⇒真ん中あたりに公設の広場が設置されています
IMG_3827

⇒川沿いにはテキ屋さんの屋台が連なり、住宅と隣接
IMG_3829

⇒糊を洗った後の鯉のぼり
IMG_3830

⇒大型の鯉がウジャウジャ(たまに浅瀬に乗り上げてる)
IMG_3831

⇒手染め屋さんの鯉のぼり作製現場を見せていただきました
IMG_3856

⇒こんなのも製作されているようです
IMG_3832

⇒花無し団子有り
IMG_3834

現職の議員さんにいろいろご案内いただき、桜まつりの現状もお聞きしました。やはり駐車場不足が深刻だそうで、勝手に止めないようにとの看板を掲げている場所もいくつか見ました。逆に、1回千円とかで貸しているところも見かけました。それから、川沿いに住宅が張り付いているため、屋台の規制を求める近隣住民の声が大きくなっているとのことでした。犬山まつりでは、屋台が出せるエリアを集約している、という話もお聞きしました。楽しむだけではどんどん制約がかかってしまうので、そこは皆さんのご協力が不可欠です。

ついでに、ではなく、目的の半分として、岩倉駅前の中心市街地活性化事業の結果を見せていただきました。実は以前、東海若手市議会議員の会の研修で、まだ緒についたばかりの事業の様子を見せていただいたことがあり、その後どうなったのか気になっていました。調べたところ、2007年の5月に岩倉市役所を訪れ、市役所庁舎からちょうど駅前を更地にしているあたりの様子を見せていただいていました。駅ビルと店舗、住居を接続して、公共施設を入れる形は、おそらく三郷駅の再編には参考になると思います。

IMG_3821

IMG_3822

IMG_3823

かなり高層のマンション棟が2つ建っていました。周辺にも他のマンションが建っていましたが、駅前広場自体は静かな感じでした。内科や循環器科系のどちらかと言えば高齢者が通われる病院も近くにありましたので、医療機関の存在はやはりキーポイントになりそうです。

⇒スーパーと合わせて生涯学習センターが入居
IMG_3835

⇒スタジオでは一人優雅にバイオリンを弾く外国人の方も
IMG_3836

まあ、やはりこういう形がこれまでのスタンダードなんだと思います。

ちなみに、反対側の既存ロータリーもそのままありました。

IMG_3837

IMG_3838

IMG_3839

なんかこっちは…飲み屋が集まっている感じでした。市役所も近いですし、それはそれで棲み分けができているのかもしれません。

それにしても、途中にあったURの公団は外国人入居者が多く、近くの小学校の新1年生10人のうち9人が外国人だという話には驚きました。やはり、自治体によって行政課題は様々だということを改めて感じました。


<市長公務2203日目>
11時30分~ 岩倉桜まつり