今日は朝から本会議の一般質問で、4会派の代表質問が行われました。結果的に再質問は無かったので、全て私から答弁させていただきましたが、喉と鼻の調子はかなり回復していたものの、皆さんにはっきり分かるほどの

鼻声

でした。もともと滑舌が悪い中の鼻声で、相当聞き取りづらかったと思います。毎年、代表質問の時は同じことで苦労しているような気もしてきましたが、申し訳なかったです。

今日の質問の中では、図書館どうするの?総合体育館どうするの?平子町北地内市有地は何に使うの?という質問が多く、もっと予算増やさないと、と言いつつ、財政状況大丈夫?という感じだったと思います。

どこまでいっても「大丈夫」ということはないですが、でもここ何年か、かなり交付金や補助金を増やせていると思います。文化会館の改修も、耐震改修メインだと基本は全部自前ですが、市の古い計画の穴を見直すことによって国交省の補助金を入れることができましたし、三郷駅南口の改札設置は全額市負担でしたが、旭前駅北口改札設置は国庫補助も入れ、事業者さんと担当者のぎりぎりの折衝の結果、事業者さんにもかなり頑張ってご負担をいただくことになっています。これ、昔のように全部自前でやっていたら、とてもここまではできていません。でも、先送りした案件や新規の案件が多すぎて、全然やれていないように見えているだけなんですけどね。

質問の中で

首長の決断

を何度も迫られました。いろいろな意見を聞いていても、発散するだけで何も決まらない、最後は首長がバッサリ切ってでも決断しないと、ということでした。まあ、それはその通りだと思います。その時期がきたら、しっかり決断しますよ。というか、旧市民会館の閉鎖・解体だって、文化会館の大規模改修だって、晴丘テニスコートのリニューアル&井田テニスコートの廃止だって、市長として決断してきました。小中学校の普通教室のエアコン設置だってかなりの決断をしてきています。正直、不安ですよ。合ってるのかなあ、大丈夫かなあ、といつも思っています。でも、誰かが決めないといけないから決めてきました。でもそれが当たり前になっていて「よく決断した」と言われることはなく、逆に「その決断はおかしい」と怒られることはしばしばです。市民会館の閉館を決めて発表した少し後に、ある会合で市の取り組みのお話をした後、質疑応答の中で「今、この場で、市民会館の閉館を撤回しなさい!」と迫られたこともあります。皆さん誰もが、自分の意見が正義なのです。私はその、いくつもの異なる正義を受け止めて、何かを選んでいく立場なのです。

今日も議場で「首長の決断が必要」と発言された折に、傍聴席から「その通り!」という大声が飛びました。しかし、きっと、例えば「図書館は武雄市方式で建設することに決断しました」などと言おうものなら、大反対して署名活動されるくらいのことになると思います。それって、決断しろと言っておいて、自分のと違うのは認めない、ということに他なりません。小牧市の図書館構想は、議会も通していて手続きはしっかり踏んでいたと思います。しかし、場所がダメだとか、民間委託がダメだとか、いろいろなダメが出て、住民投票の結果は反対が多くなりました。それで、多くの人が入って検討して、途中で座長が辞任するような事態になりながらも、最後は一つの方向性にまとめたと聞いています。しかし、その結論がまた気に入らないと、反対の署名活動が始まっていると聞いています。結局、自分の意見「だけ」が正義で、それ以外の意見は認めない、ということなのでしょう。この間、山下市長は数々の決断をされてきました。これこそまさに「首長の決断」ですが、それを求めておいて、結局自分のと違ったら反対、ではそれこそ何も決まっていきません。

図書館にしても総合体育館にしても平子町北地内市有地にしても、とにかくいろいろな意見はお聞きします。その上で、最後は決断していきます。例えそれが、選挙の争点にされたとしても。


ウグイス



<市長公務2175日目>
9時30分~ 本会議(一般質問)