今日はお昼に尾張旭懇話会に出席しました。会場は商工会館でしたが、今月は尾張旭金融協会さんの当番ということで、銀行における地方創生の取り組み事例についてお話いただきました。


夜は、校長会の歓送迎会にお招きをいただきました。


新年度に入っても、コンスタントにe-対話や便り対話にご意見やご要望が寄せられています。今年度から少し運用方法や書式を見直しましたが、すべてのものに私が目を通している点は変わっていません。そうして寄せられたものの中には、毎年のように寄せられるものもありますが、こちらからお出ししている情報が行き届いてないなあ、と感じるものも少なくありません。

例えば、今年度、長年の悲願であった名鉄瀬戸線旭前駅のバリアフリー化・北改札口設置工事を実施することは、予算の関係で新聞報道もしていただきましたし、広報にも掲載されています。議会を傍聴するように、とまでは言いませんが、いろいろ情報に触れる機会はあったであろう案件です。先日いただいたのは「旭前駅は子どもを連れて利用するのが大変なので何とかして。1人で子育てしにくい町だ」というようなものでした。つまり、今年度、工事が実施される予定であることは知らずに、思ったことを届けてこられた、ということであります。匿名でしたのでお伝えすることもできません。こうした、HPも広報も見ない、新聞も読まない、という方に必要な情報を届ける方法、つまりアウトリーチの方法については、正直なところずっと頭を悩ませています。一つは、先日も触れた「HPに情報を取りに来た人に必要な情報を届ける」ようにHPの構成や内容を見直すことで改善できる部分もありますが、それも限界があります。特効薬のようなものは無いと思いますが、他の自治体も同じような悩みを抱えているようなので、永遠の課題なのかもしれません。

もう一つ、個の事情と全体のバランスについて、市民の皆さんにも考えてもらうにはどうしたら良いのか?ということも悩みです。例えば、運転が不安なので免許証を返納したいが、あさぴー号だと待ち時間が長いので返納できないでいる、あさぴー号の便を倍増させて、というようなご要望がよくあります。個の事情としてはきっとそうなのでしょう。ちょうど良いあさぴー号が無いから、早く行って待つか遅れていくしかない、と。用事の場所や時間はずらしたくない、さりとて長い時間待つのも嫌だ、だからバスを増発して、という要望を聞いていたら、それこそおそらく5分に1本くらい、網の目のように走らせなければならないでしょう。それでは全体のバランスが取れないので、最小公倍数ではなく最大公約数的な施策になっている、というのが実情です。そういう個々のご意見も聞きますが、個々のご意見はとてもたくさんあって、そういうものを総合的に勘案するしかありません。

そうしたものには、無駄な○○を無くしてこちらに税金を使うべき、ということも書いてあります。それも「その方にとっては」そうなのでしょう。しかし、○○を必要としている方もおられるわけです。最後が「これでは不健康になる。何が健康都市か!」というような言葉で締めくくられているものも多くあります。人にはそれぞれ抱える事情があり、それぞれが個の意見であり、そうしたものをお聞きしながら全体のバランスを図ることは必要である、そうしたことをご理解いただくよう、地道にお伝えしていくしかないんだろうなあ、と思っています。

かけ声


<市長公務1852日目>
10時~ 面会
11時30分~ 尾張旭懇話会
14時30分~ 打ち合わせ
18時30分~ 尾張旭市小中学校長会歓送迎会<あいさつ>