昨晩から降り出した雨は、棒の手の衣装に着替えるために早起きした段階ではかなり強く降っていました。予報と雨雲レーダーでは、9時ぐらいには上がりそうな感じなので、グランドコンディションはともかく、何とか警固まつりはやれそうな感じでした。前日の段階で、実施の方向性は確認していたので、衣装に着替えて6時の集合時間に間に合うように棒宿に移動しました。

メール等で「本当にやるのか?」「中止するなら今だぞ」などのご意見もいただきましたが、棒宿では「この雨の中やるのはおかしい」「衣装が濡れてしまう」「午後からにずらすべき」「市役所でクリーニング代は持ってくれるのか?」「市役所が来いというから行く羽目になった」など、基本的に中止に向いた意見が多かったのは意外でした。市民祭が中止でも実施するのが地域の秋祭りだと思っていましたので…。以前、台風で市民祭の2日目が中止になった時も、地域の秋祭りは縮小して実施していましたので、そういうもんだと思っていました。

秋祭りで、今年の豊作のお礼に氏神様に奉納に行く、その途中に市民祭の会場に寄ってもらうのが警固まつりで、例年は無二流だけがスカイワードあさひに寄りますが、5年単位の周年の年には、市内5流派の棒の手・鉄砲隊と各地区のオマントが集結することになります。そこには、多くの市民に見てもらい、少しでも後継者不足を解消しよう、という意図があるのだと私は考えていますが、城山野球場までの距離も違うので、今後は「各流派や地域で決めてもらう」ということが必要なのかもしれません。

⇒神事も棒宿の中で
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7時過ぎて、鉄砲の発砲が可能になる時間には、雨も少し小降りになってきていました。9時前に旭中学校に到着した段階ではほとんど止んでおり、合羽を着ていた子どもたちも、それを随行に渡していました。

その後、城山街道をパレードし、隊列から抜けて城山野球場に移動し、市長として出迎え式に出席しました。

⇒抜けたところの写真を撮ってくれた方がありました
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出迎え式では、5流派の棒の手隊・鉄砲隊と8頭のオマントの駆け込みを出迎え、式典では後継者の育成にさらにご尽力いただくようお願いしました。


棒の手の演技が終わり、各隊を見送った後、ダッシュで無二流の隊列に追いつき、そのまま多度神社に上がりいつもの秋祭りに参加しました。神社の境内も泥々でしたが、棒の手の奉納は予定通りやるということで、みんな泥々になりながら演技をしていました。

⇒こんな感じ
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14時半頃に下山し、棒宿に戻ったのは17時過ぎ、棒宿での棒の手の演技を待って終了が19時くらい、お疲れさん会が終わったのは20時半過ぎでした。雨が降ったので、いつもよりさらに疲れた気がします。

⇒火縄銃の火薬が右手にたくさん刺さり…
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「市長は雨男だから」そこかしこで言われた言葉ですが、3年間晴れて4年目で初めて雨が降ってこの言われようです。また「市長がお祭り好きだから中止にしなかった」とも言われました。確かにお祭りは好き、というか大切にしたい伝統文化だと思っていますが、別にだから中止にしなかったわけではありません。できると判断しから実施しただけです。本当に無理なら中止するくらいの勇気は持っています。まあ、その場合も「なぜ昼から晴れると分かっているのに中止にするのか?」というお叱りをいただくとは思いますが…。


<市長公務1296日目>
9時45分~ 警固まつり出迎え式