今日は朝から、愛知県市長会セミナーの2日目でした。今日は大鳴門橋を渡って、大塚国際美術館へ。噂で、徳島県の美術館がすごく良い、と聞いていましたが、多分ここのことだと思います。行ってみてその理由がわかりました。世界中の名画を、陶板に写真を転写して焼き付けることで、一つの美術館にいながら全て見ることができるようになっていました。もちろん、それなりの大きさの陶板ではありますが、大きな絵は何枚もの陶板を組み合わせますので、その継ぎ目は見えてしまいますが、かなり雰囲気を忠実に再現してあるなあ、という印象でした。陶板なので、みんなテカテカ感があるのかと思いきや、ザラザラ感や傷み感などを工夫して再現してある様子が伺えました。また、礼拝堂の壁画を、礼拝堂なり再現したような環境展示もいくつかあり、まるで現地に行ったような気分も味わえました。

⇒学芸員の方からご説明いただきました
IMG_2032

⇒システィーナ礼拝堂壁画の環境展示の様子
IMG_2035

⇒モネの大睡蓮はかなりおおがかりな展示
IMG_2037

⇒よく見ると陶板の境目でズレも
IMG_2038

⇒傷や絵の具のハゲも忠実に再現
IMG_2040

⇒最後の晩餐(修復前)
IMG_2039

⇒みんな知ってるモナリザ
IMG_2041

⇒落ち穂拾い
IMG_2043

⇒ゴッホの作品群
IMG_2044

⇒皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠
IMG_2045

⇒ムンクの叫び
IMG_2047

⇒民衆を導く自由の女神
IMG_2048

⇒ヴィーナスの誕生
IMG_2049

大塚製薬グループが、創立75周年の記念事業で、地元還元施設として造られたとのことですが、地域の大学も巻き込んだ子ども向けのプログラムなども実施されており、これは地域貢献の事業としては相当効果が高いものがあると感じました。大鳴門橋と明石海峡大橋が開通し、ただ鳴門市が通過点になってしまうことを危惧した初代館長大塚正士氏の、ダムのように人をここにとどめる、という強い思い伝わってくるようでした。

最近、子どもの頃から本物の芸術・文化に触れさせるべき、という考え方が大きくなっています。陶板ですので本物とは言い難い部分もありますが、大きさなどは忠実に再現されていますので、それを描き上げる苦労やそれが描かれた時代背景などを肌で感じるには実は一番良い美術館なのかもしれません。

⇒所蔵品の中で私はこの人に似ているそう。ルイ14世…
IMG_2052


<市長公務881日目>
愛知県市長会セミナー