先日、このブログで提案した市債等の繰上償還による、地方自治体・国双方の財政再建策ですが、委員会前のヒアリングと委員会の場で取り上げてみましたが、やはり道のりは険しそうです。

実際には、計算式による値が、基準をクリアすると繰り上げ償還が可能になるということですが、この制度を使用して平成19年に繰り上げ償還したのは、利率が6%以上のものでした。今後、この基準をクリアするための条件を聞いてみたところ

・もっと償還額を増やす(借金をする)
・もっと既設管の取り替え工事をする
・もっと有収水量を増やす(水を使う)

という、どれも本末転倒なものしかありませんでした。一番古い、3800万円くらいの5.5%の企業債ですが、今後平成29年まで償還を続けると760万円くらいの利息負担となります。これは短期なのでそれくらいですが、全体では13億強に対して4億円くらいの利息負担がついてきます。前年度も、8700万円の償還に対して、利息が6000万円を超えていますので、結構この利息負担は地方自治体にとって大きいのです。

あとは、国がこの「基準値」を変えるしかありません。そういう、地方の事情に目を向けてくれる国会議員はいないものか、と思います。意見書などは読んでももらえないと思いますので、一度どこからか声をあげられないか、道を探ってみたいと思います。