今日は朝から、第75回全国都市問題会議の2日目のプログラムに参加しました。1日目だけで帰る人が多いのかと思いましたが、2日目も会場は満員でした。
⇒今日はあさぴーの出番が!
今日のプログラムはパネルディスカッションで、テーマは『都市の健康 -人・まち・社会の健康づくり-』でした。コーディネーターは、筑波大学大学院の久野譜也教授で、パネリストは以下の方々でした。
・東京医科歯科大学大学院 中村桂子教授
・慶應義塾大学 伊香賀俊治教授
・大分市民健康ネットワーク協議会 松本悠輝会長
・北村正平藤枝市長
・辻重五郎丹波市長
最初に、コーディネータの方から問題提起があった後、各パネリストからご自分が関連しておられる健康づくりの取り組みについての紹介があり、その後ディスカッションに入りました。最初の問題提起がなかなか重いもので、高齢化が進む中でどうやって健康づくりに取り組んでいくのか、という内容でした。これも箇条書きにしてみます。
・政策的には、ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチを組み合わせないと効果が出ない。これまでは前者中心だった
・これまでの地域健康づくりは、健康意識が高い人へのアクセスしか成功していない
・健康づくり無関心層を含めた多数の住民は、健康づくりに取り組んでいない
・個人を変える健康施策では、健康な人は増えない。社会全体を変える施策が必要
・歩くことを基本とするまちづくりは、地域の人々のさりげない接触の総和を増やすことに繋がる
・超高齢化社会対応の中で目指すべき健康都市とは、意図しなくても自然と歩いてしまう都市づくりである。例えば.ドイツのフライブルク市
・歩いて暮らせるまちにするためには、市民が便利さだけを追求しすぎない生活に変えることが必要。行政はそのためのサポートをすることが大切。それは、場所作り、賑わいの創出、公共交通の再整備などである。人は理念だけでは行動を変えない
そして、昨日報告のあった見附市の取り組みの中で出てきた数字が、これまた衝撃的なものでした。
1歩歩くことにより、0.061円医療費を削減できる
こうした定量的な分析が進めば、確かに説得力のある動機付けが可能になるかもしれません。
パネリストの中村桂子先生は、昨日の講演者とは同姓同名の別人で、WHO健康都市連合の事務局長として尾張旭も大変お世話になっています。今回、中村先生から要請があり、会場で配られる冊子の研究事例報告に、尾張旭市の「健康都市」づくりの記事を掲載していただきました。そのお礼(?)か、中村先生の報告の中で、尾張旭市のことをスライド1枚を使用して説明していただきました。全国に「尾張旭市=健康都市」が知らしめられた気がして、とても嬉しかったです。
⇒あさぴーもいます。先生、ありがとうございました!
ディスカッションでは、『なぜ健康になれるまちづくりが必要なのか』と『集約化策の具体化』という、これまた重いテーマで議論がされました。この中では、たくさん共通的なキーワードが出てきました。昨日の講演・報告も含めて、大事なものを箇条書きにしてみます。
・健康づくりは人づくりであり、地域づくりである
・健康になりたい、と市民に思わせるような施策が必要
・歩くことは健康づくりに非常に良く、自然と歩かせるような工夫を
・一朝一夕には健康づくりは広がらないので、地道な取り組みが必要
・健康づくりの教育も必要
・全ての自治体が同じ取り組みをする必要はない。その地域性や文化に合わせた取り組みを
・健康そのものが目的ではなく、幸せに生活することが目的
今回の1日半の講演、報告、パネルディスカッションの内容は、全て尾張旭のこれまでの取り組みの確かさを確認するものであり、今後に向けての見通しを明るくするものでした。日本全体が間違いなく少子高齢化に進む中、確実に自治体が「健康づくり」と「定住促進」に向かっていることも感じました。いろいろな面で都市としての魅力を高めつつ、住民自身の取り組みも促進していかなければならないことを強く感じました。「住民の意識改革」というとちょっと大上段に構えた感じもしますが、その後の「住民の行動変容」が本当は大事であることもよく分かりました。時にはお叱りをいただくこともあるかもしれませんし、苦しい時期がくるかもしれませんが、地道に粘り強く取り組んでいきたいと思いながら、会場を後にしました。
今朝は少し雨がぱらつきましたが、この2日強はそれなりに天候に恵まれました。帰りは諸般の事情で電車で帰ることになっていましたが…
⇒表示は「青いソニック」
これ?
時間になってもなかなか車両が入線してきませんでした。定刻を過ぎてようやく到着、その後車内清掃をしてようやく乗り込んだ時にはかなり定刻をオーバーしていました。どうやら、JR九州管内で発生した人身事故の影響で6分程度遅れているとのこと。小倉駅での乗り換え時間が9分しかないので、間に合うか心配でした。しかし、そんな心配の前に、まず座る席がありませんでした。持っている切符は3号車の12列なのですが、どうみても11列までしかありません。その前のサロンみたいなスペースの前にあるのかと思いきや、隣の自由席車両しかありません。列車が遅れて大混乱の中出発したので、車掌等からの正式なアナウンスは最後までありませんでしたが、どうやら人身事故の影響で使用機材を変更したため、存在しない席番が生じてしまったようで、自由席に座ることになりました。たまたま空いていたからいいようなものの、空いてなかったらどうするつもりだったのでしょうか。小倉に着くまで、結局誰も検札に来なかった、というのはどうも…。
⇒幻の12番席
結局、道中の遅れは9分近くになり、いよいよ新幹線への乗り換えが危うくなりましたが、車内アナウンスで乗る予定ののぞみ号は小倉駅で待たせているとの情報が。急いで乗り換えなければと、荷物を持って通路に移動すると、車内アナウンスで今度は「のぞみ○○号にはお乗り換えいただけません」と…。ぉぃぉぃ。
小倉駅について、乗れなくなったのぞみ号のチケットを交換することになり、案内されたのはいつものみどりの窓口。専用の窓口がいくつかキープされていたとはいえ、同じ境遇の人が大行列!瀬戸市や安城市の都市問題会議組の人も含まれていました。
⇒だ、大混雑!
中には、大分駅から一緒に乗って、ここには並んでいない方もおられましたので、その方たちは元々もう少し遅い新幹線への乗り換えを予定されていて、そのまま乗って行かれたのだと思います。ロス無く乗り継ぐのが正解なのか、はたまたこういうケースも見越して余裕を持って乗り継ぐのが正解なのか、なかなか難しい問題です。
天気も含めて順調にきていた行程も、最後の最後でおよそ1時間遅れとなってしまいました。瀬戸大橋を渡ってくる列車も遅れたようで、乗り遅れた新幹線のチケットを持っている人用の席を確保しました、とのアナウンスが流れ「なんだ、そういう対応できるじゃないか」と思ってしまいましたが…。
小倉駅の喫煙スペースは、ホームの割と真ん中辺りに設置されていました。ガラスで完全に仕切られていますが、煙はどうやら屋根の上に逃がす構造となっているようです。
⇒結構大掛かり
<市長公務566日目>
9時30分~ 全国都市問題会議
⇒今日はあさぴーの出番が!
今日のプログラムはパネルディスカッションで、テーマは『都市の健康 -人・まち・社会の健康づくり-』でした。コーディネーターは、筑波大学大学院の久野譜也教授で、パネリストは以下の方々でした。
・東京医科歯科大学大学院 中村桂子教授
・慶應義塾大学 伊香賀俊治教授
・大分市民健康ネットワーク協議会 松本悠輝会長
・北村正平藤枝市長
・辻重五郎丹波市長
最初に、コーディネータの方から問題提起があった後、各パネリストからご自分が関連しておられる健康づくりの取り組みについての紹介があり、その後ディスカッションに入りました。最初の問題提起がなかなか重いもので、高齢化が進む中でどうやって健康づくりに取り組んでいくのか、という内容でした。これも箇条書きにしてみます。
・政策的には、ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチを組み合わせないと効果が出ない。これまでは前者中心だった
・これまでの地域健康づくりは、健康意識が高い人へのアクセスしか成功していない
・健康づくり無関心層を含めた多数の住民は、健康づくりに取り組んでいない
・個人を変える健康施策では、健康な人は増えない。社会全体を変える施策が必要
・歩くことを基本とするまちづくりは、地域の人々のさりげない接触の総和を増やすことに繋がる
・超高齢化社会対応の中で目指すべき健康都市とは、意図しなくても自然と歩いてしまう都市づくりである。例えば.ドイツのフライブルク市
・歩いて暮らせるまちにするためには、市民が便利さだけを追求しすぎない生活に変えることが必要。行政はそのためのサポートをすることが大切。それは、場所作り、賑わいの創出、公共交通の再整備などである。人は理念だけでは行動を変えない
そして、昨日報告のあった見附市の取り組みの中で出てきた数字が、これまた衝撃的なものでした。
1歩歩くことにより、0.061円医療費を削減できる
こうした定量的な分析が進めば、確かに説得力のある動機付けが可能になるかもしれません。
パネリストの中村桂子先生は、昨日の講演者とは同姓同名の別人で、WHO健康都市連合の事務局長として尾張旭も大変お世話になっています。今回、中村先生から要請があり、会場で配られる冊子の研究事例報告に、尾張旭市の「健康都市」づくりの記事を掲載していただきました。そのお礼(?)か、中村先生の報告の中で、尾張旭市のことをスライド1枚を使用して説明していただきました。全国に「尾張旭市=健康都市」が知らしめられた気がして、とても嬉しかったです。
⇒あさぴーもいます。先生、ありがとうございました!
ディスカッションでは、『なぜ健康になれるまちづくりが必要なのか』と『集約化策の具体化』という、これまた重いテーマで議論がされました。この中では、たくさん共通的なキーワードが出てきました。昨日の講演・報告も含めて、大事なものを箇条書きにしてみます。
・健康づくりは人づくりであり、地域づくりである
・健康になりたい、と市民に思わせるような施策が必要
・歩くことは健康づくりに非常に良く、自然と歩かせるような工夫を
・一朝一夕には健康づくりは広がらないので、地道な取り組みが必要
・健康づくりの教育も必要
・全ての自治体が同じ取り組みをする必要はない。その地域性や文化に合わせた取り組みを
・健康そのものが目的ではなく、幸せに生活することが目的
今回の1日半の講演、報告、パネルディスカッションの内容は、全て尾張旭のこれまでの取り組みの確かさを確認するものであり、今後に向けての見通しを明るくするものでした。日本全体が間違いなく少子高齢化に進む中、確実に自治体が「健康づくり」と「定住促進」に向かっていることも感じました。いろいろな面で都市としての魅力を高めつつ、住民自身の取り組みも促進していかなければならないことを強く感じました。「住民の意識改革」というとちょっと大上段に構えた感じもしますが、その後の「住民の行動変容」が本当は大事であることもよく分かりました。時にはお叱りをいただくこともあるかもしれませんし、苦しい時期がくるかもしれませんが、地道に粘り強く取り組んでいきたいと思いながら、会場を後にしました。
今朝は少し雨がぱらつきましたが、この2日強はそれなりに天候に恵まれました。帰りは諸般の事情で電車で帰ることになっていましたが…
⇒表示は「青いソニック」
これ?
時間になってもなかなか車両が入線してきませんでした。定刻を過ぎてようやく到着、その後車内清掃をしてようやく乗り込んだ時にはかなり定刻をオーバーしていました。どうやら、JR九州管内で発生した人身事故の影響で6分程度遅れているとのこと。小倉駅での乗り換え時間が9分しかないので、間に合うか心配でした。しかし、そんな心配の前に、まず座る席がありませんでした。持っている切符は3号車の12列なのですが、どうみても11列までしかありません。その前のサロンみたいなスペースの前にあるのかと思いきや、隣の自由席車両しかありません。列車が遅れて大混乱の中出発したので、車掌等からの正式なアナウンスは最後までありませんでしたが、どうやら人身事故の影響で使用機材を変更したため、存在しない席番が生じてしまったようで、自由席に座ることになりました。たまたま空いていたからいいようなものの、空いてなかったらどうするつもりだったのでしょうか。小倉に着くまで、結局誰も検札に来なかった、というのはどうも…。
⇒幻の12番席
結局、道中の遅れは9分近くになり、いよいよ新幹線への乗り換えが危うくなりましたが、車内アナウンスで乗る予定ののぞみ号は小倉駅で待たせているとの情報が。急いで乗り換えなければと、荷物を持って通路に移動すると、車内アナウンスで今度は「のぞみ○○号にはお乗り換えいただけません」と…。ぉぃぉぃ。
小倉駅について、乗れなくなったのぞみ号のチケットを交換することになり、案内されたのはいつものみどりの窓口。専用の窓口がいくつかキープされていたとはいえ、同じ境遇の人が大行列!瀬戸市や安城市の都市問題会議組の人も含まれていました。
⇒だ、大混雑!
中には、大分駅から一緒に乗って、ここには並んでいない方もおられましたので、その方たちは元々もう少し遅い新幹線への乗り換えを予定されていて、そのまま乗って行かれたのだと思います。ロス無く乗り継ぐのが正解なのか、はたまたこういうケースも見越して余裕を持って乗り継ぐのが正解なのか、なかなか難しい問題です。
天気も含めて順調にきていた行程も、最後の最後でおよそ1時間遅れとなってしまいました。瀬戸大橋を渡ってくる列車も遅れたようで、乗り遅れた新幹線のチケットを持っている人用の席を確保しました、とのアナウンスが流れ「なんだ、そういう対応できるじゃないか」と思ってしまいましたが…。
小倉駅の喫煙スペースは、ホームの割と真ん中辺りに設置されていました。ガラスで完全に仕切られていますが、煙はどうやら屋根の上に逃がす構造となっているようです。
⇒結構大掛かり
<市長公務566日目>
9時30分~ 全国都市問題会議