元市長の、わたいう

愛知県尾張旭市の水野義則です。市議会議員を4期13年、市長を2期6年9ヶ月務めさせていただきました。地方自治、政治に携わらせていただいておよそ20年、現職でなくなった今だからこそ発信できることがあると思います。「私が言う」ことで、多くの人が何かを考え、何かを感じていただければと思い、引き続き発信していきたいと思います。

選挙期間中の個人演説会

選挙といえば選挙カー(街宣車)と個人演説会、だと個人的には思いますが、人によって違うかもしれません。多くの候補者が、個人演説会を開催していると思われ、中には1日で3~5件はしごしている候補者もいると思います。開催は夕方から夜が多いと思いますが、中には昼間に座談会のようなものを開催している候補者もいると思います。回数に制限はありませんので、より多くの有権者と身近に話ができる個人演説会は選挙戦略上も重要なものとなります。

よく「選挙運動は20時までのはずなのに、時間を超えて個人演説会を開催する(している)のは公職選挙法違反ではないのか?」と言われる方がありますが、これは違います。街頭で拡声器を使用できるのが20時までで、屋内では制限はありませんので、夜中の2時3時に開催しても構いません。そんな時間は誰も来ないとは思いますが。ちなみに電話やメールも時間の制限はありません。肉声であれば夜中に選挙活動することも可能です。逆効果だとは思いますが。

さて、話を個人演説会に戻して、これは公営施設を使用することができます。しかし、

『公営施設を使用して個人演説会を開催する場合は、開催日の2日前までに公営施設が所在する市町村の選管に申し出る必要がある』

というルールがあり、告示から2日間は公営施設での個人演説会を開催することができません。これ、どの選挙でもそうなので、ルールが実態に追いついていない例だと思います。立候補を届け出たら、初日から個人演説会を開催したい、というのが候補者の本音だと思いますし、鍵の管理を地元に任せているような施設は「個人演説会で使用できる公営施設」から外されている場合が多いと思いますので、2日も前に申請が必要だとも思えません。

「あれ?でも告示初日から個人演説会を開催してたぞ?」という方、あなたはかなり選挙のことをご存知だと思います。そう、告示初日と次の日の2日間も個人演説会は開催できます。なんだか説明が矛盾しているようですが、あくまで2日間開催できないのは「公営施設での」ものです。そう、個人のお宅ですとか、地域で設置・管理しているような施設、お寺や神社などでは個人演説会が開催できます。でもやっぱり変だとは思います。

そして、公営施設での個人演説会は、「申請時に空いていれば」無償で開催することができます。しかし、そんなに都合よく使いたい時間に使いたい施設が空いているとは限りません。実際には、選挙はがきに個人演説会の日程が印刷されていたり、告示直後から選挙事務所内に予定が張ってあったりします。これは、事前に別の団体でお金を払って予約しておき、選挙が始まるとキャンセルした上で個人演説会の申請をしています。日数によってはキャンセル料がかかりますが、空いていることを期待して印刷かけちゃったりするのは危険ですから仕方のない面もあります。なので、公営施設以外で全ての個人演説会の予定を組まれる候補者もあるようです。

候補者の生の声で主張が聞ける絶好のチャンスですので、ぜひ多くの方に個人演説会にお出かけいただきたいと思います。予定は選挙事務所に尋ねれば教えてくれると思います。選挙事務所の連絡先は、自治体の選挙管理委員会に聞けば教えてくれますし、申請がしてあれば個人演説会の予定も教えてもらえるかもしれません。

では。

18歳選挙権に合わせた『主権者教育』を受けてみませんか?

先日、県内の某私立高校で「主権者教育」の講師を務めさせていただきました。

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選挙権年齢が18歳に引き下げられ、どこの高校も「主権者教育」をどのようにしたら、頭を悩ませていることと思います。よくあるのは、地域の自治体の選挙管理委員会に出前講座を依頼し、架空の選挙での模擬投票をする、というやり方だと思います。まあ、小学生くらいならそれでもいろいろ考え感ずることはあると思いますが、高校生ではかなりかったるかったようで、ここの先生は政治家を呼びたいと思われたそうです。しかし、現職や予定者、色のついた人は呼びにくい(最近、現職を呼んだという新聞記事もありましたが)ということで、私をご紹介いただいた中間支援組織の方があり、先生の方も「ぜひ」ということで実現したものです。

余談ですが、私が議長や市長の時に私学フェスティバルに出席したことや、私が市長になる前に市が無くした私学助成を「私立学校修学支援制度」として拡大創設したことなども覚えていただいていて、こんな私でも呼んでいただけた、ということもあったようです。もちろん、こんなことを想定して制度を拡大復活させたわけではなかったのですが、どこで何がどのように繋がるか、分からないものですね。ありがたいことです。

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せっかくの機会ですので、私も資料やストーリーは相当練りましたし、内部の打ち合わせも何回か実施しました。着眼点は、単に「18歳になった投票に行こう」ということを伝えるのではなく、自分で情報を得て、自分で考えて、自分で判断する、という投票に至るプロセスを体験してもらうことを重視しました。もちろん、今流行りの「アクティブラーニング」を取り入れ、自然に参加する形を取りました。やってる私はとても楽しかったですが、受けている生徒たちも積極的に参加してくれたので、一つの形にはなったと思います。

生徒たちの感想はまだ手元に届いていませんが、先生たちからは「依頼してから短期間でここまでできるとは」「自分たちが楽しかった」などのご感想をいただきました。選挙管理委員会の人が来て、選挙制度の説明をするような授業ではなく、自ら自然と参加し、自ら自然と考えるような、そんな主権者教育、

1時間の授業でここまでやれるのか!

と思っていただける政治家による主権者教育を、今回のをベースにブラッシュアップして実施いたします。時間や内容についても、ご希望に応じてカスタマイズいたしますので、どんな主権者教育を実施したら良いのかお悩みの学校がありましたら、ぜひご用命ください。小学校、中学校、高校と児童・生徒の学年・年齢に合わせた内容で実施させていただきます。

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このブログで発信していくこと

これまで市長だった時期にブログ記事を書いてきて、「市長がそれを書いてはまずいのでは?」という指摘が無かったわけではありません。もちろん、修正や削除をしたこともありましたし、自主規制でオブラートに包んで書いたことも多々あります。「市議時代に比べて内容がつまらなくなった」と言われたこともありますが、仕方ない面もあります。市長と市議では発信による影響の大きさや範囲が全く異なりますので。そういう意味では、市議時代の方が過激とは言いませんが、好きなように自分の考えを書いていたと思います。

市長時代も市議時代も、ブログ記事を書いていた思いは同じで、市長や市議といったいわゆる「活動内容が見えにくい政治家」の仕事の内容や考え方を、少しでも多くの方に知ってほしい、尾張旭市のことを知ってほしい、という思いからでした。

今回、チェックして指摘をしていただける状況ではなくなりましたが、ある意味自由に発信することができる立場となりました。もちろん、現職時代は常勤の特別職公務員でしたので、退職後も守秘義務はあります。秘密事項は当然書けませんが、実際に起った事実で秘密事項でないことや、世間には言えてなかったけど頭の中で考えていたことなどは書いていけると思います。

とはいえ、市政のことや政治のことが正しく報道され伝わっていない面もありますし、そういうことは本音で書けるような立場になったからこそ、私が元市長の立場で発信していくことが必要なのではないかと思っています。今の私の立場だからこそ言えることを発信していきたいと思います。


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