ブログ版 水野義則Times

愛知県尾張旭市の水野義則です。市議会議員を4期13年務めさせていただき、平成24年3月25日から市長に就任し、現在2期目になりました。よろしくお願いします。

※ 本ブログは、水野義則オフィシャルなブログです。
※ 尾張旭市オフィシャルなブログではありません。

市民感覚だけではダメなこと

「市民感覚」という言葉はよく聞く言葉です。個人的には「庶民感覚」という言葉はあまり好きではありません。まあ、こうした言葉は、議員とか政治家を別世界のものとして、市民とはかけ離れてしまった、という感じに揶揄される場合に使われることが多いように感じます。

この「市民感覚」ですが、微妙に「市民感情」とは違う場合があります。マスコミの情報に踊らされ、中身も分からないまま「○○に決まっている」というケースがその代表です。「政治家なんて悪いことしとるに決まっとる」などという意見は、本当に感情が先行したうがった見方だと思います。こうした、一方的な情報をもとに形作られたイメージに対して、正しい情報を発信していくのも我々政治家の仕事だと思います。

最近、この市民感情に近い「市民感覚」を振りかざし、「我こそ市民の味方」的な形で当選してくる議員もいます。尾張旭市議会でも、最近そんなことを思わせる出来事がありました。

ある委員会での議案の審査で、工事請負関係の議案の審査の中で、「16社が同じ金額での入札なんて絶対おかしい」というような発言があったとのことです。実は、予定価格が提示されている入札案件は、予定価格の80%が下限となっています。それで、80%の業者が重なった場合は抽選となります。給食センターの建設工事は、まさにこの80%での入札業者が複数あり抽選となりました。まあ、ここまでなら、知識不足でも済むわけですが、どうやら「何かあるのでは?」「市民感覚からすれば絶対おかしい」というようなことを言われたようです。そこまでいくと「談合」という言葉がちらつき、確たる証拠等に基づかない発言であれば、名誉毀損と言われてもおかしくありません。現に「辞職勧告決議案ものだ」と言っている議員もいました。

まず、談合で同じ金額で入札されることはありません。また、おかしいと思えば、契約検査課で入札資料を閲覧することもできます。市民まちづくりネットのメンバーは、事前の会派会議でこうした内容を確認し、情報共有しています。この議案の場合、下限での入札となったということは、もともとの予定価格の見積もりが甘いのではないか?という指摘であれば分かります。談合を疑うような場面ではありません。

議会は、井戸端会議の雑談ではありません。何を言っても良い場ではないのです。「市民感覚」を盾に、好き放題言って良いところではありません。

恫喝!?

複数のルートから、ある新人議員が職員を恫喝した、というニュースが伝わってきました。市民からの要望を伝えたところ、無理だという回答になったため、やれるだろう、いいからやれ、という話になったようです。

その昔、ある議員が担当部署に依頼に行って要望を断れた際に「俺を誰だと思っとる!議員の○○だぞ!」と、当選直後に怒鳴った、というのは有名な話でしたが、まさかこの時代になってそんな話を聞くとは思いもよりませんでした。

私も、職員と議論する中で、侃侃諤々言い合うことはありますが、議員であることをかさにきて、職員を恫喝するようなことはしたことがありません。というか、それは議員の仕事ではないと思っています。議員は権力がある、何を言っても大丈夫だ、とか思われては、同じ身分の我々はたまったもんではありません。正直、そんな人に「議員はボランティアで」とか言われたくありません。

ちょっと、議会が前近代的になってきたと、残念な思いがいたします。

議会に染まった?

自分は、人の考えの裏をかくのが好きだったりします。周りの人から見ると、変な人に見えたり、マイペースな典型的なB型に見えたりするようですが、これまでと違うやり方だったり、他人がしてこなかったことをしてみるのが好きです。とはいえ、異常な言動をしたいのではなく、自分自身が物事の本質を考え、その結果としてこれは良い、これは不要、と判断してきているつもりです。だから決して、頭が柔らかい訳ではなく、どちらかと言えば頑固で頭の固い方だと思います。

そんな私が「それは思いつかなかったなぁ」と思った出来事が最近ありました。ある新人議員さんが、自分の一般質問が終わった後日、あの時の答弁が納得できなかったので、残り時間分で質問をさせて欲しい、と申し出てきたらしいです。一般質問が3日間とってあり、通告順に質問をして、持ち時間の中で質問を終える、という流れだとずっと思ってきたし、疑ったことも無いのですが、余っていた持ち時間を別の日にまた使える、という発想はしたことがありませんでした。

いつの間にか議会のしきたりに染まってしまったのだろうか?

と、少し考えたりもしたのですが、よくよく考えると、こうした質問のやり方は説明会で事務局から説明しているはずだし、ちゃんんと聞いてなかっただけかな?という思いもします。

世の中、いろんな方がいますね。
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